『唐獅子』 獅子は古来より神々の眷属として崇められてきました。 曼荼羅では大日如来が獅子に乗り、仏像の中では文殊菩薩が獅子に乗っています。 また、獅子は自身の体毛に棲み、増殖して肉に食らいつく蟲を唯一恐れていました。 しかし、その蟲は牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまうことから、 獅子は夜になると必ず牡丹 の下で眠るとされています。